FSX 西之島シーナリ作成

FSX(マイクロソフトフライトシミュレータX)を手に入れたので、早速シーナリを作ろうと思い、いろいろ資料を探して、地図に古いものしかない西之島のシーナリを作ることにしました。

(2016/8/26にシーナリV2.00に更新しました。 )

初めてFSXのシーナリを作るので、いろいろ試行錯誤しながら、作成してみました。

まず、最新の西之島の航空写真とメッシュデータをみつけるところから。
国土地理院の西之島の最終更新版は2016年3月3日版が最新のようです。

国土地理院、防災関係、西之島付近の噴火活動
http://www.gsi.go.jp/gyoumu/gyoumu41000.html

ここに西之島の正射画像と標高データと3Dデータがありました。
どうやらここのデータは出典の記載と、データの加工を明記すれば自由に使って引用、公表ができるようです。ということは、趣味で個人がこのデータを使ってシーナリを作って公表してもOKということです。
(念のため、国土地理院に質問を出してOKであることを確認しました。)

■メッシュデータのXML形式への手動変換
まずは、公表されている地形データをつかってFSXのBGLに変換しないとなりません。
また、先人の便利なツールを使ってBGL形式に変換するにはXML形式に変換しないと使えないことがわかりました。
国土地理院の西之島のメッシュデータは平面直角座標のX,Y,Zで記載されているようです。
平面直角座標を緯度、経度に変換しないとなりません。これはWEBで調べるといろいろ変換ツールが用意されているようで、簡単に緯度経度に変換できました。
また、平面直角座標は基準点からの水平の距離と垂直の距離が基本なので、データの変化をみると2.5mの解像度になっていることがわかります。
このデータの並びから始点は左下、終点は右上で、+の水平方向に進んでいくこともわかります。このデータの並びはXMLのデータの並びと同じこともわかりました。したがって、XMLは緯度経度基準で入っているので、平面直角座標を緯度経度に変換してやれば、データの方は単純に置換でいらないところを削るだけでXMLデータが作れることになります。
ちなみにひな形となるXMLデータは国土地理院の数値標高モデル(JPGIS(GML))形式の1データを使ってこの形式をまねて作りました。
XMLデータができたので、BGLへ変換するのですが、これも先人が作られた非常に便利なツールである”JDEM_AUTO_V125”を使わせてもらいました。

■島データの作成
メッシュができたので、次に島データを作ります。西之島はFSXのデフォルトでは小さな島が入っていました。しかも位置がずれている。FSXにはよくあることのようですが、いまある島を消して新しい島を作ってやればよいようです。
島だけ消すつもりが、なぜか周辺ブロック全部が消えてしまいました。広大な陸地ができてしまいました。
いろいろやってみたけど島を作りたいところだけ海を消す方法がわからなかったので、一旦広大な四角形の陸地になったところに海を貼り付けました。
まあ、これでも不都合はないので、今のところはそのままとしています。

島の範囲のみにポリゴンを書いてExclude指定にしているのですが、ポリゴンの指定ミス?
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陸地の部分に海を張るときれいになります。
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■フォトシーナリ作成
島データまでできたので次はフォトシーナリです。
フォトシーナリも先人がつくられた非常に便利な作成ツール "Photo Scenery Maker for FSX"があるので、使わせていただきました。ここでやらなければいけないのは、島のメッシュデータと写真の位置を一致させる必要があります。ここではFSXのSDKに入っているtmfviewer.exeをつかって、島のメッシュデータを読み込み、標高データと色を見やすい色に変更して、島の左上と右下の特徴ある地形と写真が一致する場所をさがして、tmfviewer.exe上で緯度経度を調べます。左上と右下の座標をしらべて、Scenery Makerの2点補正をかけるだけでほぼ一致したフォトシーナリが作れました。
ただし、2.5m解像度でもズレはあるので、下の写真のように波打ち際の白い部分が崖に上がってしまっている。厳密にはもう少し調整してやる必要はありそうです。

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■架空空港の作成
次に島の遊覧飛行をするために、島に空港(っていうか滑走路)をつくらないとなりません。
場所を探すと、1か所海岸線に500m滑走路がつくれる場所があるので、ここに置きました。
500mだと、セスナなどの軽飛行機、VTOL、ヘリまでかな。
架空空港なのでIDはTAV9としました。

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■飛行写真
●滑走路から
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●島の風景1
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●島の風景2
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●島の風景3(FSX版 下に国土地理院の西之島の立体図表示有り)
下の国土地理院の西之島の立体図と比較すると遜色なしで再現できているようです。
飛んでみるとわかりますが、結構凸凹しているのがわかります。平地が少ないですね。
できたばかりの火山島ってすごいですね。
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●国土地理院版の立体図参考 島の風景3と同アングル
以下より写真転写
http://saigai.gsi.go.jp/2/20131120nishinoshima/nishinoshima_3d/20160303/3D/20160303nishinoshima_all.html

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●まとめ
フォトシーナリを地形に貼り付けているので当たり前といえば当たり前なのですが、同じメッシュデータからつくられているので、国土地理院の立体図とひかくしても、FSX版のシーナリ遜色なくできたかな。
初めてFSXでシーナリ(メッシュデータ、島作成、フォトシーナリ)を作りましたが、まあまあの出来かと思います。
完成させるのにツールと、作り方のWEBを探すこと2日、試行錯誤に2日、細かな調整で2日で結構大変でした。遊覧飛行してみると、出来の悪い点があります。
REV1.02で少し調整しましたが、波打ち際の波とか、波打ち際の位置がまだ少しずれている個所など。

今回作ったシーナリは初作品なのでお恥ずかしいところはありますが、以下に公開しました。
最近まで噴火して拡大してきた西之島の遊覧飛行ができます。


容量は少し大きくて約23.8MBあります。(フォトシーナリがでかいです。)
リンクの転載OKです。

西之島シーナリ_V2.00  

REV2.00に差し替えました。(8/26アップ)


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